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サイトに未アップだった #[創作BL版深夜の60分一本勝負] をすべて収録しました。
四月中に拍手をたくさんいただきました。ありがとうございました。
清矢くんたちの本編は連休を使えば更新できそうです!
創作年表の年号が間違っていて、数字を書き換えたりwwww
#ComingOutofMagicianYozora
四月中に拍手をたくさんいただきました。ありがとうございました。
清矢くんたちの本編は連休を使えば更新できそうです!
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#ComingOutofMagicianYozora
お題「羽目を外す」ウィリアム・E・マリーベル×祈月夜空
俺は故郷からしたらとんだ裏切りものだった……弟の清矢たちがグランドマスターを味方につけ、堂々と手続きを踏んでアルカディア魔法大学に入学し、持ち出していた妖刀、新月刀を奪い返されてしまってから、俺は輝きをすべてなくしてしまったかのようだった。ロンシャンでの頑張りも、ボスやセバスチャン様への忠誠も、全部「誘拐と奴隷労働」として片付けられ、清矢は母に似たどこまでも物憂げな美貌で冷たく俺を見下した。
ウィリアム・マリーベルとの関係は相変わらず考慮の内だった。彼の故郷にともに赴き、バックグラウンドを知って、問題の解決に手を貸しはした。けれど俺は薄汚い盗人で(素直に家宝を返したことで、かろうじて犯罪者にならないで済んだだけだ)彼にふさわしくはなかった。謹慎が解けて闇属性塔に戻ると、ノエーミやソフィアは優しく励ましてくれ、不思議なことに清矢たちも俺に取るべき授業の情報をこまめに与え、停学期間中のノートを写させてくれた。
俺は、(大幅にケチはついたとはいえ)まだアルカディア魔法大学でやっていけそうだった。
とばっちりを食って同じく停学になったウィルとは、昨年休講だったボルトの実習授業で一緒になった。俺は自分の罪に相変わらずおびえていて、自らの過去と決別したウィリアム・マリーベルとは相変わらず不釣り合いだった。彼は天空から降り注ぐ炎の矢を器用にキャスティングし、威力も上々だ。サー・ブライアン・スコット教授が理想的とほめたたえる。俺は目立ちすぎないように清矢の親友の詠と一緒にいた。
ウィリアム・マリーベルはそのまま、何も言わないまま、俺とは違う世界の住人になることだってできたと思う。いわゆる自然消滅ってやつだ。清矢は彼が俺のロンシャンでの後ろ暗い人間関係に巻き込まれることを厭い、事前に注意をしていた。でも彼は、やはりどこまでも折り目正しく、熱いまっすぐな心を秘めた男だった。
「夜空。話がある」
俺はその時覚悟してたと思う。
詠は清矢と違ってお節介でも詮索好きでもなかったから、知らんぷりで次の授業に駆けていった。
中央校舎の幾何学式庭園をあてどなく歩きながら、ベンチに腰を下ろす。マロニエの樹影はやわらかで、緑がかった光に包まれた金髪緑眼のウィリアムはどこから見てもけがれなき聖職者見習いに見える。風薫る季節、俺は泣きたくなって自分から白旗を上げた。
「ウィル、巻き込んでしまってごめん。君はもう俺に呆れたよな。どんな決断も、受け入れるよ……」
ウィリアムはしばらく黙っていたけれど、やがて俺の手に手を添えた。
「私は君の友人だ。けれど同性愛者だ。君を欲望の対象にしてしまったことにずっと自責の念があった」
俺はフレンドという名詞が含む意味を自分勝手に了承した。けれどウィルは畳みかけてきた。
「だが……君は過ちを悔いているんだろう? 罪人という意味でなら私もだ。それに、その位置に甘んじている気はないんだろう? ならば簡単には見捨てない」
まるで聖人みたいな答えに俺は驚いて、でも思わず瞳から涙があふれた。恥ずかしくて下を向いて顔を覆う。ウィルはその頬にそっと触れ、続けて初めて会ったときと同じようにキスしてくれた。その羽毛みたいな微かな感触だけで、すべてが浄化されていくような気がする。
「ウィル……愛してる」
それ以外のセリフはどれもそぐわなかった。ウィルは涼しく微笑んで言った。
「私は君とならどこまでも……羽目を外したい男なんだ、夜空」
俺たちはうすみどりの颶風の中、同志としてずっと寄り添っていた。
#マリーベル×夜空 #ComingOutofMagicianYozora #[創作BL] #[創作BL版深夜の60分一本勝負]
俺は故郷からしたらとんだ裏切りものだった……弟の清矢たちがグランドマスターを味方につけ、堂々と手続きを踏んでアルカディア魔法大学に入学し、持ち出していた妖刀、新月刀を奪い返されてしまってから、俺は輝きをすべてなくしてしまったかのようだった。ロンシャンでの頑張りも、ボスやセバスチャン様への忠誠も、全部「誘拐と奴隷労働」として片付けられ、清矢は母に似たどこまでも物憂げな美貌で冷たく俺を見下した。
ウィリアム・マリーベルとの関係は相変わらず考慮の内だった。彼の故郷にともに赴き、バックグラウンドを知って、問題の解決に手を貸しはした。けれど俺は薄汚い盗人で(素直に家宝を返したことで、かろうじて犯罪者にならないで済んだだけだ)彼にふさわしくはなかった。謹慎が解けて闇属性塔に戻ると、ノエーミやソフィアは優しく励ましてくれ、不思議なことに清矢たちも俺に取るべき授業の情報をこまめに与え、停学期間中のノートを写させてくれた。
俺は、(大幅にケチはついたとはいえ)まだアルカディア魔法大学でやっていけそうだった。
とばっちりを食って同じく停学になったウィルとは、昨年休講だったボルトの実習授業で一緒になった。俺は自分の罪に相変わらずおびえていて、自らの過去と決別したウィリアム・マリーベルとは相変わらず不釣り合いだった。彼は天空から降り注ぐ炎の矢を器用にキャスティングし、威力も上々だ。サー・ブライアン・スコット教授が理想的とほめたたえる。俺は目立ちすぎないように清矢の親友の詠と一緒にいた。
ウィリアム・マリーベルはそのまま、何も言わないまま、俺とは違う世界の住人になることだってできたと思う。いわゆる自然消滅ってやつだ。清矢は彼が俺のロンシャンでの後ろ暗い人間関係に巻き込まれることを厭い、事前に注意をしていた。でも彼は、やはりどこまでも折り目正しく、熱いまっすぐな心を秘めた男だった。
「夜空。話がある」
俺はその時覚悟してたと思う。
詠は清矢と違ってお節介でも詮索好きでもなかったから、知らんぷりで次の授業に駆けていった。
中央校舎の幾何学式庭園をあてどなく歩きながら、ベンチに腰を下ろす。マロニエの樹影はやわらかで、緑がかった光に包まれた金髪緑眼のウィリアムはどこから見てもけがれなき聖職者見習いに見える。風薫る季節、俺は泣きたくなって自分から白旗を上げた。
「ウィル、巻き込んでしまってごめん。君はもう俺に呆れたよな。どんな決断も、受け入れるよ……」
ウィリアムはしばらく黙っていたけれど、やがて俺の手に手を添えた。
「私は君の友人だ。けれど同性愛者だ。君を欲望の対象にしてしまったことにずっと自責の念があった」
俺はフレンドという名詞が含む意味を自分勝手に了承した。けれどウィルは畳みかけてきた。
「だが……君は過ちを悔いているんだろう? 罪人という意味でなら私もだ。それに、その位置に甘んじている気はないんだろう? ならば簡単には見捨てない」
まるで聖人みたいな答えに俺は驚いて、でも思わず瞳から涙があふれた。恥ずかしくて下を向いて顔を覆う。ウィルはその頬にそっと触れ、続けて初めて会ったときと同じようにキスしてくれた。その羽毛みたいな微かな感触だけで、すべてが浄化されていくような気がする。
「ウィル……愛してる」
それ以外のセリフはどれもそぐわなかった。ウィルは涼しく微笑んで言った。
「私は君とならどこまでも……羽目を外したい男なんだ、夜空」
俺たちはうすみどりの颶風の中、同志としてずっと寄り添っていた。
#マリーベル×夜空 #ComingOutofMagicianYozora #[創作BL] #[創作BL版深夜の60分一本勝負]
#[創作BL版深夜の60分一本勝負] #ComingOutofMagicianYozora #詠×清矢
お題「眼鏡」「意外」櫻庭詠(さくらば・よみ)×祈月清矢(きげつ・せいや)
その時の俺の内心は「何故」「可愛いんだが」「詠×メガネで好き×好きの無限大」「詠視力悪くなったのか?」「メガネっこサイコー!」と風雲急を告げていた。黒ぶちの角ばったオサレメガネを装備した詠は俺の方を振り返って、ニッと得意気に笑った。いかんいかんぞけしからん、世界が恋に落ちてしまう!
俺こと祈月清矢は何を隠そうメガネっこ好きだ。詠以外に告白されたことのある素敵な女の子がメガネだった影響もあるのかもしれない。メガネの「世の中のあらゆるチャラからは身を守ります」っていう無駄な防御力、醸し出される真面目キャラ、外したときの「本当のアタシ」感、視力よくないっていう若干の守ってあげたくなる度、ともかくフェチとして完璧だと思うんだよな俺は! 木曜日の「アーカイビング実習」に現れた詠はあざとく俺の興味をかっさらった。
「どう? 清矢くん。俺賢そうに見える?」
詠はハタハタと尾っぽを振りながら得意気にブリッジをくいっと上げる。飾り気のない短髪に人懐こそうなくりくりした瞳の愛すべき詠。俺はやにさがってしまうのもこらえてとなりの席に座った。
「詠、視力悪りーの? なんか気づいてやれなくてゴメンな」
詠はそれを聞くと頬をふくらませてニヤニヤ笑いを強くした。
「へへ。伊達メガネだって~! 清矢くんメガネ好きだろ、だから俺もイメチェンでかけてみようと思って……」
「よ、詠……!」
俺の恋人はなんて可愛いっ! その場でギュッと抱きしめたくなったがエミーリアもドリスも充希もいるからやめといた。シオン先生がやってきて本日の「アーカイビング実習」座学が始まる。古くてきったない魔導書の切れ端なんかを訳してく地道な作業に涙が出そうだが、メガネ装備の詠は心なしか立派な学徒に見えた。
授業が終わって俺はソッコーで詠を寮部屋に連れ込んだ。ベッドに座らせて両肩をがしっと掴む。
「詠っ、俺な、俺……実はメガネフェチなんだ。そんで『キスのときも取らない』派閥なんだっ……! 頼む、俺に夢をかなえるチャンスをくれっ……!」
いつもは詠がワンコっぽくおねだりばっかりなのに、俺は身も世も捨ててマジ顔で頼み込んだ。詠はこくんとうなずいてレンズの奥のまぶたを閉じる。俺はドキドキしながら顔を近づける……! 思った通りメガネが邪魔でまつ毛にかすっちまう。俺は弦をつまんで、ちょっとズラして鼻と鼻をくっつける。マジで夢見たとおりの仕草だっ……! ぎゅうっと抱きすくめてそのままベッドに押し倒すと詠がちょっと焦った。
「清矢くん、何コーフンしてんだよ~! やっぱメガネ取ろーぜ、邪魔だよこれ」
「だ、ダメだっ! メガネは乱れてこそ花! 取るなんてとんでもねーよ!」
「ヤダよ、壊れちまうじゃん! このまんまエッチすんの……? な、なんかヘンタイくせーな」
「いまさら何言うんだよっ♥ なー詠、一生の願いだ! メガネっ子との妄想叶えさせてくれよぉおお!」
「んー、じゃあフルコースでお願いな。俺溜まってるから……入れさせて……くれるよな?」
「もちろんオールオッケー!! その代わり絶対はずすなよ! メガネが本体っ!」
俺は勇んでジャケットとシャツを脱ぎ去り、もったいつけてそう簡単にはヤラせない普段とは別人のように鼻息荒く詠を襲い始めた。ずれたメガネ越しにあえぐ詠はサイコーに可愛かったね。思わず新しい境地に目覚めそうになっちまった。やりたがりの詠は翌日もメガネかけてくるかと思ったけど、調練場で元気に跳ねながらバッチリ裸眼だった。
「なぁ詠ー、今日はメガネじゃないのか?」
「さすがにメガネが本体っていうのはなくね……? たまの楽しみってことで」
「何でだよぉお! 俺に毎日トキメキをくれよ!」
「だって俺運動するしキスもしづらいもん……」
詠はそう言って俺の腰を抱き寄せ、キスに及びそうになったが俺は両手でブロックした。
「何往来でことに及ぼうとしてるんだよ」
「清矢くん、ここは流されるシーンだろ? メガネかけてたらオッケーだったのか?」
「うん。メガネっこのすることなら何でもオッケー」
「それって俺よりメガネが好きってこと……」
「まぁ当然だろ。対清矢サマの強烈なバフだよメガネは!」
そう本音を告げてしまうと詠はふくれて俺を離した。
「……もう二度とかけねえ」
「えーっフェチなんてそんなもんだろ! お願いだよ詠~! まだ俺の最高のエロ展開コンプリートしてないじゃん!」
「ダメっ、ダメだ。俺の清矢が歪んじまう!」
「厳しいママかよお前は! もう歪み切ってるからー! な、お願い! メガネ男子のシチュだけでも俺何通りも考えられるから!」
「じゃあ俺のお願いも聞いてくれる? 今日も山小屋行って二人っきりでしたい」
俺は上目遣いの詠に問われて思わずうなずいてしまった。ダメだねー男のフェチは即物的だよ。これからしばらく俺の腰大丈夫かな? 普段と立場が逆転しちまったけど、満身創痍でも俺は叫べるぜ。『メガネかけた詠サイコー!』ってな。(了)
お題「眼鏡」「意外」櫻庭詠(さくらば・よみ)×祈月清矢(きげつ・せいや)
その時の俺の内心は「何故」「可愛いんだが」「詠×メガネで好き×好きの無限大」「詠視力悪くなったのか?」「メガネっこサイコー!」と風雲急を告げていた。黒ぶちの角ばったオサレメガネを装備した詠は俺の方を振り返って、ニッと得意気に笑った。いかんいかんぞけしからん、世界が恋に落ちてしまう!
俺こと祈月清矢は何を隠そうメガネっこ好きだ。詠以外に告白されたことのある素敵な女の子がメガネだった影響もあるのかもしれない。メガネの「世の中のあらゆるチャラからは身を守ります」っていう無駄な防御力、醸し出される真面目キャラ、外したときの「本当のアタシ」感、視力よくないっていう若干の守ってあげたくなる度、ともかくフェチとして完璧だと思うんだよな俺は! 木曜日の「アーカイビング実習」に現れた詠はあざとく俺の興味をかっさらった。
「どう? 清矢くん。俺賢そうに見える?」
詠はハタハタと尾っぽを振りながら得意気にブリッジをくいっと上げる。飾り気のない短髪に人懐こそうなくりくりした瞳の愛すべき詠。俺はやにさがってしまうのもこらえてとなりの席に座った。
「詠、視力悪りーの? なんか気づいてやれなくてゴメンな」
詠はそれを聞くと頬をふくらませてニヤニヤ笑いを強くした。
「へへ。伊達メガネだって~! 清矢くんメガネ好きだろ、だから俺もイメチェンでかけてみようと思って……」
「よ、詠……!」
俺の恋人はなんて可愛いっ! その場でギュッと抱きしめたくなったがエミーリアもドリスも充希もいるからやめといた。シオン先生がやってきて本日の「アーカイビング実習」座学が始まる。古くてきったない魔導書の切れ端なんかを訳してく地道な作業に涙が出そうだが、メガネ装備の詠は心なしか立派な学徒に見えた。
授業が終わって俺はソッコーで詠を寮部屋に連れ込んだ。ベッドに座らせて両肩をがしっと掴む。
「詠っ、俺な、俺……実はメガネフェチなんだ。そんで『キスのときも取らない』派閥なんだっ……! 頼む、俺に夢をかなえるチャンスをくれっ……!」
いつもは詠がワンコっぽくおねだりばっかりなのに、俺は身も世も捨ててマジ顔で頼み込んだ。詠はこくんとうなずいてレンズの奥のまぶたを閉じる。俺はドキドキしながら顔を近づける……! 思った通りメガネが邪魔でまつ毛にかすっちまう。俺は弦をつまんで、ちょっとズラして鼻と鼻をくっつける。マジで夢見たとおりの仕草だっ……! ぎゅうっと抱きすくめてそのままベッドに押し倒すと詠がちょっと焦った。
「清矢くん、何コーフンしてんだよ~! やっぱメガネ取ろーぜ、邪魔だよこれ」
「だ、ダメだっ! メガネは乱れてこそ花! 取るなんてとんでもねーよ!」
「ヤダよ、壊れちまうじゃん! このまんまエッチすんの……? な、なんかヘンタイくせーな」
「いまさら何言うんだよっ♥ なー詠、一生の願いだ! メガネっ子との妄想叶えさせてくれよぉおお!」
「んー、じゃあフルコースでお願いな。俺溜まってるから……入れさせて……くれるよな?」
「もちろんオールオッケー!! その代わり絶対はずすなよ! メガネが本体っ!」
俺は勇んでジャケットとシャツを脱ぎ去り、もったいつけてそう簡単にはヤラせない普段とは別人のように鼻息荒く詠を襲い始めた。ずれたメガネ越しにあえぐ詠はサイコーに可愛かったね。思わず新しい境地に目覚めそうになっちまった。やりたがりの詠は翌日もメガネかけてくるかと思ったけど、調練場で元気に跳ねながらバッチリ裸眼だった。
「なぁ詠ー、今日はメガネじゃないのか?」
「さすがにメガネが本体っていうのはなくね……? たまの楽しみってことで」
「何でだよぉお! 俺に毎日トキメキをくれよ!」
「だって俺運動するしキスもしづらいもん……」
詠はそう言って俺の腰を抱き寄せ、キスに及びそうになったが俺は両手でブロックした。
「何往来でことに及ぼうとしてるんだよ」
「清矢くん、ここは流されるシーンだろ? メガネかけてたらオッケーだったのか?」
「うん。メガネっこのすることなら何でもオッケー」
「それって俺よりメガネが好きってこと……」
「まぁ当然だろ。対清矢サマの強烈なバフだよメガネは!」
そう本音を告げてしまうと詠はふくれて俺を離した。
「……もう二度とかけねえ」
「えーっフェチなんてそんなもんだろ! お願いだよ詠~! まだ俺の最高のエロ展開コンプリートしてないじゃん!」
「ダメっ、ダメだ。俺の清矢が歪んじまう!」
「厳しいママかよお前は! もう歪み切ってるからー! な、お願い! メガネ男子のシチュだけでも俺何通りも考えられるから!」
「じゃあ俺のお願いも聞いてくれる? 今日も山小屋行って二人っきりでしたい」
俺は上目遣いの詠に問われて思わずうなずいてしまった。ダメだねー男のフェチは即物的だよ。これからしばらく俺の腰大丈夫かな? 普段と立場が逆転しちまったけど、満身創痍でも俺は叫べるぜ。『メガネかけた詠サイコー!』ってな。(了)
>あおうまさん初めまして!
『インセストボーイフレンド』は長めだし暗い小説でしたが、読んでくださったとのこと、
ありがとうございます!
二次や歴史創作はやめてしまいましたが、
今も攻めよしよし派ですw
陽気で素直で単純な攻め(でも頼りがいもある)を可愛がるのはやめられませんね…
絵文字もメッセージもありがとうございました!