ブレイク・スナイダー『Save the catの法則 本当に売れる脚本術』フィルムアート社 2010年シナリオ創作の教科書。ジャンプ編集部も使っているらしい。ハリウッド式三幕構成をさらに詳細にしたシナリオ構成のテンプレート「ブレイク・スナイダー・ビートシート」が有名。映画そのものを一行要約した「ログライン」の重要性、物語パターンの10分類(「家の中のモンスター」「金の羊毛」「魔法のランプ」「難題に直面した平凡な奴」「人生の節目」「バディとの友情」「なぜやったのか?」「バカの勝利」「組織のなかで」「スーパーヒーロー」)など、実践的な脚本術がそろっている。シド・フィールド本よりもライトでわかりやすく、映画の例も豊富にあげられているし、何よりビートシートにシーン案を当てはめていけばストーリー完成するというお手軽さがすごい。「べからず集」はキレがよくて面白いし、マーケティングの体験談もある。
実際、なぜ敬遠していたんだろうと思うくらい内容の充実した本。それでいてめちゃくちゃ読みやすい。
ただ、読んでみると正直K.M.ワイランドの本のほうが小説特化なので良かったかなぁと…。BSでやると、構成のそれぞれのポイントに何をしなければならないか? がわからず、表層的にイベントが続くだけになってしまう感じもある。ページ数も厳密に決まっているので大変!
あくまでシナリオについての本なので、文章表現についてはまったく触れられていない。当然だよね。「語るより見せる」とかのよく言われるヤツは載ってるけど、例もないし…
とはいえストーリー制作をする人にとっては必携書のひとつではある。読んで損はない。
#読書
シナリオ創作の教科書。ジャンプ編集部も使っているらしい。ハリウッド式三幕構成をさらに詳細にしたシナリオ構成のテンプレート「ブレイク・スナイダー・ビートシート」が有名。映画そのものを一行要約した「ログライン」の重要性、物語パターンの10分類(「家の中のモンスター」「金の羊毛」「魔法のランプ」「難題に直面した平凡な奴」「人生の節目」「バディとの友情」「なぜやったのか?」「バカの勝利」「組織のなかで」「スーパーヒーロー」)など、実践的な脚本術がそろっている。シド・フィールド本よりもライトでわかりやすく、映画の例も豊富にあげられているし、何よりビートシートにシーン案を当てはめていけばストーリー完成するというお手軽さがすごい。「べからず集」はキレがよくて面白いし、マーケティングの体験談もある。
実際、なぜ敬遠していたんだろうと思うくらい内容の充実した本。それでいてめちゃくちゃ読みやすい。
ただ、読んでみると正直K.M.ワイランドの本のほうが小説特化なので良かったかなぁと…。BSでやると、構成のそれぞれのポイントに何をしなければならないか? がわからず、表層的にイベントが続くだけになってしまう感じもある。ページ数も厳密に決まっているので大変!
あくまでシナリオについての本なので、文章表現についてはまったく触れられていない。当然だよね。「語るより見せる」とかのよく言われるヤツは載ってるけど、例もないし…
とはいえストーリー制作をする人にとっては必携書のひとつではある。読んで損はない。
#読書