あおうま
小川一水著『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2」早川書房 二〇二二年
宇宙漁×百合SF ふたたび。前の巻よりも読むのに時間かかったのは、主要人物ふたりの心理やなんかよりは、
もう一方の主人公のふるさとこと弦道氏の惑星「芙蓉」の問題が中心だったからかなぁ。
もう一方の主人公ことダイオード(寛和)は、「芙蓉」にも元カノにも未練も何もないから。
テラとダイオードの成長というのは何もなく、百合の濃度が高まるだけである。
それも描写が細密になるのは最初の一回だけで、あとは超ぼやかし状態だから何てこともなく。
ニシキゴイ漁については面白かったんだけど……
もうちょっと登場人物の内面のドラマが欲しい、と思うけどそれはお門違いっぽい。
最後、弦道氏の社会改革という選択は断って、何もわからない未知の世界・GIに飛び出していくのがわかりやすい。
要するにフェミニズムSFではないということ!
はっきりそう宣言するのが二巻ていう感じ。次以降どうなることかなぁ。
周回者たちの社会は男尊女卑なのに、AMC粘土の発生者や船団長は女性、っていうのも何だかご都合ではあるし。
買ってあるのはここまでなので、三巻はちょっとあとになります。
宇宙漁×百合SF ふたたび。前の巻よりも読むのに時間かかったのは、主要人物ふたりの心理やなんかよりは、
もう一方の主人公のふるさとこと弦道氏の惑星「芙蓉」の問題が中心だったからかなぁ。
もう一方の主人公ことダイオード(寛和)は、「芙蓉」にも元カノにも未練も何もないから。
テラとダイオードの成長というのは何もなく、百合の濃度が高まるだけである。
それも描写が細密になるのは最初の一回だけで、あとは超ぼやかし状態だから何てこともなく。
ニシキゴイ漁については面白かったんだけど……
もうちょっと登場人物の内面のドラマが欲しい、と思うけどそれはお門違いっぽい。
最後、弦道氏の社会改革という選択は断って、何もわからない未知の世界・GIに飛び出していくのがわかりやすい。
要するにフェミニズムSFではないということ!
はっきりそう宣言するのが二巻ていう感じ。次以降どうなることかなぁ。
周回者たちの社会は男尊女卑なのに、AMC粘土の発生者や船団長は女性、っていうのも何だかご都合ではあるし。
買ってあるのはここまでなので、三巻はちょっとあとになります。