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あおうま
小野不由美『残穢』新潮社 2010年

小説十冊読破運動八冊目❗ドキュメンタリー風味で進む怪談話。調査方式は地道でいいんだが、肝心の怪異が全部伝聞なので怖いと思えず、終始入り込めなかった。かさね話でもそうだけど怪談は土地の記憶と結び付いてる。早く江戸のエクソシスト読み終わろうと思える本だった🙇
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あおうま
新野をやり直しました いや原作沿いっぽいからさ……!
相変わらず超萌えステージですね
八門金鎖破りを失敗していたんですけど心配してくれるジョッショがもう何ていうの?たまらなくね?
💗私だけが見てるイリュージョン💗
わざと失敗っていうのは情けないから展開に採用しないけど
白鸞までくるし!しかも共闘っていう滅茶苦茶サイコー展開!!!
徐庶も撮れるし
もうこれだけで成仏しそうだけどまぁ頑張らないといけないんだなぁ
セーブデータここで止めないと……!
徐庶関連だけでセーブデータ空きスロットがなくなる問題が発生してる
2ページ目とかあればねぇ……!
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あおうま
二話書いたらハートフルとリリカルが消えてしまったんでうろついてるけど別に何もないのだった
エロがエロくねぇってよ 分かってんだよwwwww
どうすればエロくなるんだろう
受け視点難しくないですか……?
受けの快感とか…ぶっちゃけどうでもよくないですか?(最低)
女性向けの濡れ場を読んでみるとたしかにいい点もあるがなんかよくわからない
よがり声のはずなのにあえぎ声っていう方が一般的な問題ってさ……
女性とか受け身だと快感ってすなわちマゾヒズムであるっていう命題と絡むよね
OH YES!で何がいけないのって思うようになってきてる
昔はそういうのは情緒ないと思ってたが、「いや」の裏に「良い」を読み取らなきゃいけないってねじれすぎてるしな
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あおうま
魏ジョッショに惚れた女の子がいてデレていると無名君が嫉妬して腕で首ロックしてくるとか可愛いけど二人は付き合ってるんだよね?
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あおうま
山田詠美著『ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨』新潮文庫


これは著者のデビュー近辺の作品を集めた短編集。なんと解説は浅田彰である!豪華!
読んだことがある作品なので、このところの十冊小説読破運動に数えるのは躊躇したが、
ほとんど忘れているのでまぁいいかと。

読み返してみると、やっぱり性描写はきつい。だがいわゆるポルノグラフィかというと違う。
ポルノグラフィとは自慰のための誇張された官能描写だが、今時これでヌケるヒトはいないだろう。
あっさりと男女が性的魅力ほのめかしだけで繋がり、その後動物のように本能だけの日常を過ごして、唐突に別れる。『ベッドタイムアイズ』と『指の戯れ』はそういう話だが、感覚を切り取ったような描写なので不思議と生臭くない。となると、じゃあ生臭くするにはどこを誇張すべきか? という部分まで思いが流れる。

私は思い出をいとおしんでいる! 思い出という言葉を! 私には全く関係のなかった意味のない言葉(ダムワード)。私は記憶喪失の天才であったはずなのに。初めて私自身に所有物ができてしまったのだ。

快楽とマゾヒズムが滲む刹那的な恋愛のショートフィルム。作者がそれだけでないのを示すのが『ジェシーの背骨』。これはバツイチ子持ちの黒人リックと恋仲になったパーリー系女子・ココが彼の息子ジェシーと何とかうまくやろうとする話なのだが、この頃からすでに子供を書く筆致はすばらしい。けっして馬鹿でなく、たんなる無垢ではなく、憎しみと不満でいっぱいで、平気で人を傷つけるし、そのわりに感情の表出がダイレクト。二人は結局、言葉なんかじゃわかり合わない。
さて性愛がなければどうやって二人はお互いを認め合うのか。動物的なやりとりは、原始人でもわかるだけに強い。この短編の続編である『トラッシュ』も読んだ気はするが例によってかなり忘れている。ジェシーとココの日常の続きがみたいので、読むリストに入れたい気がしてくる。
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あおうま
江國香織著『号泣する準備はできていた」新潮社 二〇〇三年

短編集なんですが、ほとんど不倫の話です……。
良いと思ったのは「じゃこじゃこのビスケット」「熱帯夜」くらいかな……。
「じゃこじゃこのビスケット」は十七歳のさえない娘がさえない男と海に行ってつまんないデートする話。このパっとしなさがいとおしい。「熱帯夜」はレズカップルの絶頂期になじみのバーで飲んだあとイチャつく話。どっちも不倫じゃない。
あとは不倫願望も入れるとほぼ全部不倫の話。どんなに美々しく書かれてもちょっと乗れない。恋愛の段階なんか語られず、たいてい動物的に惹かれてるだけだから感情移入もむずかしい。
べつに不倫自体は読めないわけじゃないんだよ。ただ短編集の八割九割が不倫ネタっていうのはどうなの?
文章も読みやすいけどなんだかすべてが書割のよう。それがいいのかもしれないが……。
あんまり面白くはありませんでした。
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あおうま
小川一水著『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2」早川書房 二〇二二年

宇宙漁×百合SF ふたたび。前の巻よりも読むのに時間かかったのは、主要人物ふたりの心理やなんかよりは、
もう一方の主人公のふるさとこと弦道氏の惑星「芙蓉」の問題が中心だったからかなぁ。
もう一方の主人公ことダイオード(寛和)は、「芙蓉」にも元カノにも未練も何もないから。
テラとダイオードの成長というのは何もなく、百合の濃度が高まるだけである。
それも描写が細密になるのは最初の一回だけで、あとは超ぼやかし状態だから何てこともなく。
ニシキゴイ漁については面白かったんだけど……
もうちょっと登場人物の内面のドラマが欲しい、と思うけどそれはお門違いっぽい。
最後、弦道氏の社会改革という選択は断って、何もわからない未知の世界・GIに飛び出していくのがわかりやすい。
要するにフェミニズムSFではないということ!
はっきりそう宣言するのが二巻ていう感じ。次以降どうなることかなぁ。
周回者たちの社会は男尊女卑なのに、AMC粘土の発生者や船団長は女性、っていうのも何だかご都合ではあるし。
買ってあるのはここまでなので、三巻はちょっとあとになります。